2010年08月20日 15:57
■コソコソ隠れて乱れ打ち
8月20日(金曜)の午前10時半ごろ。
人生という時の流れと自然の法則に従うと、おいらやショットガンよりかは遥かに早くこの世を去っていくはずのご老体10数名-本社のおエライさん達が、朝イチの便に乗って改装が無事に完了した新福岡事務所にゾロゾロとやって来た。
"ショットガンも一緒という事実は余計でお邪魔ではあるものの、それでも夏姉とのデートを楽しんでみたい!"
そんな煩悩を頭の中に描きながら、いっそ"旅客機が落ちてくれれば・・・!どうせ後先短いジーサマばっかりなんだから、部下の将来を考え派手に散ってくれれば・・・!!"等とトンデモナイ事を考えていた。ナンマイダ。
事務所にゾロゾロと入ってくるご老体の姿を見つめながら、ショットガンは顔を引きつらせて「べるさん・・・今夜って、専務さん達と呑み会とかあるんやろうか?映画、大丈夫?よか?」と聞いてきたが、おいらはおいらでなぜかこの場に姿を現した部下のMr.Nことナカシマの姿を見つけて顎が外れかけていた。
厳かな空気の中で始まった新事務所の引渡し&お披露目会の最後列にナカシマ、おいら、ショットガンの3人は並んで立って、ボショボショと秘密会議を行った。
ナ:ショットガンさん、こんちわっす。
べ:おまえ、何しに来たの?つか、上司のおれには挨拶無いのかよ?
シ:べるさん、映画大丈夫?
べ:ちょっと、映画の話は待った。
ナ:映画?2人で映画観に行くんすか?
べ:映画じゃなくてよ、おまえは何しに来たんだっつーの?
ナ:ショットガンさん、是非、おれもご一緒に。
べ:だーかーらー、映画の話はちょっと置いといて・・・。
シ:3人でデートなんよ。
べ:ショットガンも、ちょっと映画の話は・・・。
ナ:3人って、おれもその中に入ってるんですよね!?
べ:おめーは入ってねーよ!
シ:夏姉さんと3人なんよ。
ナ:え!?女性2人とべるさんの3人ってことっすか?
べ:うるせーよ。映画の話は今やめとけって・・・。
シ:そうそう。綺麗な女性2のべるさん1で。べるさんモテモテ。
べ:綺麗かどうかは別にして、おまえも答えなくていいの!
ナ:うらやましいっす。
シ:え~!綺麗で可愛かろーがっ!!
べ:あ、う、ごめんなさい。お二人とも綺麗で可愛いっす。
ナ:いいなー、うらやましいなー。美女2名を従えてデートだなんて。
べ:だーかーらー、おまえは何しに来たんだって聞いてるだろ!
「うおっほん!」
我社で一番権力を振りかざしているエライさんの咳払いが事務所内に響き渡り、アホ3名の秘密会議は中断した。
■脱走計画
8月20日(金曜)の午後12時過ぎ。
そんなこんなで予定通り、無事にお披露目会は終わった。ご老体達の約半数の7名を空港に送り、同じ便の座先が取れずに残った5名のご老体とナカシマ、そしてショットガンとおいらの8名で昼食を摂り、3名のご老体を再び空港に送った。
しかしなぜか、2名のご老体が笑顔で談笑しながら居残っている。
空港からタクシーに分乗して事務所に戻ってきたご老体2名を眺めつつ、冷や汗を流すショットガンとおいら。「ねぇ、べるさん・・・」ショットガンが不安げな表情で問いかけてくる。
「うーん。まさかと思うけどもしもまさかのお誘いがあったら、おまえは用事があるって事にして帰してやるからさ、夏姉と2人でポケモンを楽しんで来いよ」そう言ってやってもショットガンは、「えー、せっかく3人で楽しめると思ったんに」と相変わらずの駄々っ子振りを振り撒く。
雇われの身なのに経営者側のエライさんからの誘いを断ることなんて出来やしない。自分だけでも帰して貰えることをラッキーと思って、今回は諦めて2人で映画を楽しんで来いよと説明してやると、ショットガンは「んもー」とブーたれた。
そこにナカシマがニヤニヤしながら近づいてきて、「Cさんがね、べる君と久しく呑んでないなと仰ったんで、今夜如何ですか?僕もご一緒しますよと、言ってしまいました」なんてヌカしやがった。
"そーかそーか、おまえが元凶の元だったのか"ちょっとカチンときた。
ショットガンと2人でナカシマを睨みつつ、おいらは携帯メールを叩いてツルピタに送った。すぐにツルピタから携帯に着信が入って、「あくまで"仮"の話でさ、だが至急の見積と打合せをお願いしたいと17時前くらいにFAXで送ってくれ。カリは後日返すからさ」と頼むと、「なーんか、臭う」と言いつつもツルピタはOKしてくれた。
ナカシマに「今夜はおまえがご老体の酒の肴だからな」と伝え、ショットガンに近づき耳元で「ツルピタに一肌脱いで貰ったよ。で、どっかに出した見積の中身を流用して、合計が3千万切る程度の見積作っておいて。17時までにな」と囁いた。すぐにはピンとこなかった様だが、数秒考えた後にショットガンは「了解しました」と笑顔で返事を返してきた。
ナカシマにカチンときて何を考えたのか。
ツルピタに"仮"と記した大至急の見積&打合せ依頼をFAXで送ってもらって、至急であれば仕方なしと装いショットガンと2人、定時前に事務所を抜け出して、呑み会ブッチ切り!&夏姉との映画鑑賞会に出かけちゃおう!と、そんなチンケな事を考えたワケ。ウチの勤め先は3千万円以上の商談になってくると経営者も絡んできてヤヤコシー事になってしまうが、おいらの役職権限で単独決済可能な3千万円未満の、しかしそれもあまりに小額であれば「そんな話後日にしておけ」等と言われかねないので、3千万を切る程度の見積をショットガンに用意させておくことにした。
依頼書に"仮"の文字が入っている3千万円未満の話であれば、ポシャってしまっても後日社内で問題になる事も無いのだよ。あっはっはっ。
事務所に居残った2名のご老体が、暇そうに背後をウロウロしている。
"そんなに暇なら帰れよ!"なんて考えて地味に苛々しながら、仕事をするフリして画面にエクセルやらワードやらIEの窓を一面に開いて誤魔化しつつ、ブログを叩いているところ。
果たして、おいらが考え出したチンケな脱走計画は見事成功するであろうか?そんなチンケな脱走計画の結果については、また後日!
って、ナカシマは何しに来たんぢゃっ!!
では、ばいちゃ!
8月20日(金曜)の午前10時半ごろ。
人生という時の流れと自然の法則に従うと、おいらやショットガンよりかは遥かに早くこの世を去っていくはずのご老体10数名-本社のおエライさん達が、朝イチの便に乗って改装が無事に完了した新福岡事務所にゾロゾロとやって来た。
"ショットガンも一緒という事実は余計でお邪魔ではあるものの、それでも夏姉とのデートを楽しんでみたい!"
そんな煩悩を頭の中に描きながら、いっそ"旅客機が落ちてくれれば・・・!どうせ後先短いジーサマばっかりなんだから、部下の将来を考え派手に散ってくれれば・・・!!"等とトンデモナイ事を考えていた。ナンマイダ。
事務所にゾロゾロと入ってくるご老体の姿を見つめながら、ショットガンは顔を引きつらせて「べるさん・・・今夜って、専務さん達と呑み会とかあるんやろうか?映画、大丈夫?よか?」と聞いてきたが、おいらはおいらでなぜかこの場に姿を現した部下のMr.Nことナカシマの姿を見つけて顎が外れかけていた。
厳かな空気の中で始まった新事務所の引渡し&お披露目会の最後列にナカシマ、おいら、ショットガンの3人は並んで立って、ボショボショと秘密会議を行った。
ナ:ショットガンさん、こんちわっす。
べ:おまえ、何しに来たの?つか、上司のおれには挨拶無いのかよ?
シ:べるさん、映画大丈夫?
べ:ちょっと、映画の話は待った。
ナ:映画?2人で映画観に行くんすか?
べ:映画じゃなくてよ、おまえは何しに来たんだっつーの?
ナ:ショットガンさん、是非、おれもご一緒に。
べ:だーかーらー、映画の話はちょっと置いといて・・・。
シ:3人でデートなんよ。
べ:ショットガンも、ちょっと映画の話は・・・。
ナ:3人って、おれもその中に入ってるんですよね!?
べ:おめーは入ってねーよ!
シ:夏姉さんと3人なんよ。
ナ:え!?女性2人とべるさんの3人ってことっすか?
べ:うるせーよ。映画の話は今やめとけって・・・。
シ:そうそう。綺麗な女性2のべるさん1で。べるさんモテモテ。
べ:綺麗かどうかは別にして、おまえも答えなくていいの!
ナ:うらやましいっす。
シ:え~!綺麗で可愛かろーがっ!!
べ:あ、う、ごめんなさい。お二人とも綺麗で可愛いっす。
ナ:いいなー、うらやましいなー。美女2名を従えてデートだなんて。
べ:だーかーらー、おまえは何しに来たんだって聞いてるだろ!
「うおっほん!」
我社で一番権力を振りかざしているエライさんの咳払いが事務所内に響き渡り、アホ3名の秘密会議は中断した。
■脱走計画
8月20日(金曜)の午後12時過ぎ。
そんなこんなで予定通り、無事にお披露目会は終わった。ご老体達の約半数の7名を空港に送り、同じ便の座先が取れずに残った5名のご老体とナカシマ、そしてショットガンとおいらの8名で昼食を摂り、3名のご老体を再び空港に送った。
しかしなぜか、2名のご老体が笑顔で談笑しながら居残っている。
空港からタクシーに分乗して事務所に戻ってきたご老体2名を眺めつつ、冷や汗を流すショットガンとおいら。「ねぇ、べるさん・・・」ショットガンが不安げな表情で問いかけてくる。
「うーん。まさかと思うけどもしもまさかのお誘いがあったら、おまえは用事があるって事にして帰してやるからさ、夏姉と2人でポケモンを楽しんで来いよ」そう言ってやってもショットガンは、「えー、せっかく3人で楽しめると思ったんに」と相変わらずの駄々っ子振りを振り撒く。
雇われの身なのに経営者側のエライさんからの誘いを断ることなんて出来やしない。自分だけでも帰して貰えることをラッキーと思って、今回は諦めて2人で映画を楽しんで来いよと説明してやると、ショットガンは「んもー」とブーたれた。
そこにナカシマがニヤニヤしながら近づいてきて、「Cさんがね、べる君と久しく呑んでないなと仰ったんで、今夜如何ですか?僕もご一緒しますよと、言ってしまいました」なんてヌカしやがった。
"そーかそーか、おまえが元凶の元だったのか"ちょっとカチンときた。
ショットガンと2人でナカシマを睨みつつ、おいらは携帯メールを叩いてツルピタに送った。すぐにツルピタから携帯に着信が入って、「あくまで"仮"の話でさ、だが至急の見積と打合せをお願いしたいと17時前くらいにFAXで送ってくれ。カリは後日返すからさ」と頼むと、「なーんか、臭う」と言いつつもツルピタはOKしてくれた。
ナカシマに「今夜はおまえがご老体の酒の肴だからな」と伝え、ショットガンに近づき耳元で「ツルピタに一肌脱いで貰ったよ。で、どっかに出した見積の中身を流用して、合計が3千万切る程度の見積作っておいて。17時までにな」と囁いた。すぐにはピンとこなかった様だが、数秒考えた後にショットガンは「了解しました」と笑顔で返事を返してきた。
ナカシマにカチンときて何を考えたのか。
ツルピタに"仮"と記した大至急の見積&打合せ依頼をFAXで送ってもらって、至急であれば仕方なしと装いショットガンと2人、定時前に事務所を抜け出して、呑み会ブッチ切り!&夏姉との映画鑑賞会に出かけちゃおう!と、そんなチンケな事を考えたワケ。ウチの勤め先は3千万円以上の商談になってくると経営者も絡んできてヤヤコシー事になってしまうが、おいらの役職権限で単独決済可能な3千万円未満の、しかしそれもあまりに小額であれば「そんな話後日にしておけ」等と言われかねないので、3千万を切る程度の見積をショットガンに用意させておくことにした。
依頼書に"仮"の文字が入っている3千万円未満の話であれば、ポシャってしまっても後日社内で問題になる事も無いのだよ。あっはっはっ。
事務所に居残った2名のご老体が、暇そうに背後をウロウロしている。
"そんなに暇なら帰れよ!"なんて考えて地味に苛々しながら、仕事をするフリして画面にエクセルやらワードやらIEの窓を一面に開いて誤魔化しつつ、ブログを叩いているところ。
果たして、おいらが考え出したチンケな脱走計画は見事成功するであろうか?そんなチンケな脱走計画の結果については、また後日!
って、ナカシマは何しに来たんぢゃっ!!
では、ばいちゃ!
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